タイと中国の有機農業
恵泉に興味がある学生や保護者・中国の農業に興味がある人・恵泉に入学希望者で在学中に海外で学びたいと思っている人へ
日々生活している中で、
日本と海外の繋がりを感じ興味を持ったことがあるでしょうか。
私たち人間が生きる上で欠かせない、食料生産の場である農業について
身近に感じて欲しいと思います。
農業でなくても、様々な日本と海外での
共通点や問題点、相違点を知るきっかけになります。
そのきっかけを見つけ、より深く学ぶテーマになると良いと思います。
大宮、西尾
タイと有機農業
タイの農村部では家族のため、
自分たちが食べるために農業をします。
余った生産物は近くの市場へ売りに出し
現金収入を得ることもあります。
その土地風土にあった作物や主食となるコメなどを
多品種少量生産するため農薬は使いません。
農薬による体調不良の懸念や
薬剤を買うために借金ができたり、
作物によって使える農薬が異なるため
植物の生育に悪影響を及ぼすことがあるからです。
有機農業は人々の健康に繋がるだけでなく
作物や自然環境にも良い影響を与えます。
恵泉では学科問わず1年生の必修授業で
有機農業を体験します。
土づくりから種まき、収穫まで
野菜ができる過程を経て、
自分で作った野菜を持ち帰り、
食べた時にはいつもよりさらに美味しく感じます。
この体験から自然に生かされていることを
感じられると思います。
大宮
タイの伝統的な自然利用
自然のものを利用し、
工夫がもたらされた活用法です。
ハーブ・・・天然の虫除け効果
有機栽培に欠かせない肥料・・・もみ殻、畑の雑草、牛糞などを混ぜて自作
自然農薬(作物につく害虫対策)・・・サダオの葉(北タイ地方の野菜)、カー(ショウガの一種)、レモングラスなど
自然洗剤・・・タマリンド(タイやインドでの定番フルーツで果実は食用になります)やスターフルーツを原料に調合
中国の有機農業
中国のおじいちゃんとおばあちゃん
私は小学生の時
中国のおじいちゃんおばあちゃんの家で
過ごした記憶があります。
恵泉に入ってから土と触れることで
彼らのことを思い出しました。
彼は自分の土地をもって、野菜などの食べ物を
ほとんど自分たちで植えていました。
自給自足の生活をしていました。
そのため、私は中国の農業について
興味を持ち、調べました。
西尾
恵泉女学園大学とタイのつながり
学科を問わず、希望者はフィールドスタディ(略してFS)
と呼ばれる体験学習やタイ国際ワークキャンプなどに
参加することができます。
コロナ禍の今のFSは、外国に行くことが難しいので
それぞれの地域と似ている日本全国のどこかで体験学習を行う予定です。
日本で事前学習が行われ仲間と意見交換をしながら
自身の興味ある分野を見つけ現地で調査できるよう取り組んでいます。