フラワーロス
山田、村越
フラワーロスとは、農家さんから出荷される際に品質・サイズなどが規格外であるため販売できない花や、
規格には合格したもののフラワーショップで売れ残り廃棄されてしまったりする花のことです。
最近は、新型コロナウイルスの影響でフラワーロスが増加しています。
ドライフラワーや
押し花に
フラワーロスの花を利用して
ドライフラワーや押し花を作り、作品や
ハンドメイド材料として販売します。
販売先を店頭以外でネットなどにも広げ、様々な層に購入しやすい環境を作ります。
ショップなどで余った花をドライフラワーにして束ねて販売、スワッグやリースなどを作成、ドライフラワーのゾーンを作り、自分で好きな花を束ねることもできます。
写真のリースでは生花の状態で作成し、
お客様は生花の状態から
ドライになるまで楽しんでいただけます。
ドライフラワー
押し花を販売する価値
花苗や切り花から押し花を作成、
レジンなどでの作品作りや、
セットで販売します。
ドライフラワーも押し花もハンドメイド
作家などへ花材提供として店頭・
インターネットで販売します。
新しい加工品として、普段は生花に
手を出せない方でも気軽に購入できます。また管理が出来ない、面倒な方も生活に
花を取り入れることが容易になります。
フラワーロス削減とともに、新たな客層を得られるのではないでしょうか。
フラワーロスを園芸療法に活用
園芸療法では季節の花を利用し、
マリーゴールド染めなどの草木染め、
押し花にしてご利用者さんの
日々の暮らしに取り入れます。
花以外にも玉ねぎの皮や木の枝・葉・実
など普段道端に落ちている物を季節や
イベントを通して活用します。
園芸療法では作品作りに意味や目的が
あります。例えば、草木染めでは
レジ袋の有料化からオリジナルエコバッグを作って外に出るきっかけを作り、
ランチョンマット作りは高齢者の
食欲増進を目的に行っています。
フラワーロスを活用して人々に
日々の癒しと生きがい、楽しさを
感じてもらうことは園芸療法の
存在意義でもあると思います。
今後、このような活動をお花屋さんで行うことで、フラワーロスを日々の暮らしに繋げ、
フラワーロスの存在を知ってもらうようなきっかけを作りたいと考えます。
最後にまとめとして、皆さんにこの事実を知ってもらい、フラワーショップを訪れた際は生花だけではなく、
加工花にも目を向けたり、傷んでいる花を手に取って自宅でドライフラワーにしたり、押し花にしたりなど
どんな状態でも植物そのものの美しさは消えないということを知ってもらいたいです。
お花屋さんや園芸店に訪れた際はぜひ手に取っていただきたいです。
山田 村越